PentiumIII Dualマシンの組み立て

CPUのセットはこちら。

マザーボードを確認すると、IDEケーブルが1本しか入っていない。
HDD2つとCD-ROMを付けようと思ったので、ちょうど今空いているXt13から短いケーブルを一本拝借する。
マザーの設定は基本的にいじらずにおいた。

まずケースをばらす。 

CAT-6013Lは左右ががぱっとはずれて、さらにマザーを取り付けるベースもはずれるので、それもはずす。 一応その前に、コネクタ類がでてくる後ろ側の、穴がふさがっているところをきれいに取り除いておく。

マザーをベースに固定する前に、CPUとメモリだけは取り付けておいた。
マザーを固定するのに、ケースには一応金属スペーサーがついていた。 これで止めればマザーボードは固定できるが、マザーに空いている穴が9カ所、ケースについている金属スペーサーは6個しかない。 ほんとはそのほかの部分はプラスチックのスペーサーをかますといいのだが、実は用意していない(爆) なので、とりあえず6カ所だけを固定してみた。 また、ケースの説明書には紙ワッシャを挟めと書いてあったが、紙ワッシャとは何か解らなかった。 調べていくウチに、基盤上にねじが接触する場合、これを挟まないとショートするらしいが、ねじが基盤に接触するようなところがなかったので使っていない。 

マザーの取り付けたベースをケースに組み込む。
コネクタ類もぴったりはまった。 当たり前だけど。

ドライブ類は、上からCD-ROM、FDD、HDDの順番で取り付けていった。
その前に5インチベイは金属のふたがされたままなので、全部はずす。

このふたはフレームにくっついており、変形防止のようである。 ちょっとひねってニッパで切るか、ひねりまくってぶち切るか。 ま、ひねりまくってぶち切ったけど、後でヤスリがけでもしないと切れ口がとんがって危険だ。

CD-ROMはXt13から拝借したケーブルが短いため、4つあるベイの上から3番目に取り付ける。 このケースはデザインとして1番目と4番目のベイのふたがちょっと形がついている。 それを壊したくなかったので2番目に付けたかったのだが、届かないのなら仕方ない。 買ってくるまでの辛抱ということで、3番目に取り付け。

FDDは、正面がすでにFDD用としてデザインされているところがあるので、そこにあわせてセットする。 実際セットしてみると気づいた。 FDDの入り口は、正面からだとかなり奥にあるのだ。 大体3センチぐらい奥まっているので、FDDを入れるのも取るのもちょっと難儀する。 ま、あんまり使わないからいいや。

HDDは段をつけて取り付け。 2段あるうちの下段では、HDDを一番奥まで押し込むと、固定するねじの位置が合わない。 上段は合うのでそのまま取り付け、下段は少し出っ張った状態で取り付けた。 なんでかよくわからん。

次に、カードの取り付け。
ケースの後ろのカードのコネクタが出てくる部分はやっぱり金属のふたがされているため、必要な分だけぶちぎる。
グラフィックカード、SCSIカード、キャプチャカード、LANカードの順に差し込み、固定する。 固定したかったのだが、カードがねじ穴に合わない。 ぎゅうぎゅうに押し付けて、一応ねじを1山ぐらい通したがそれ以上進まない。 マザーかケースが少しずれてるんじゃないの? 

その次に、各デバイスの電源ケーブルを接続して、マザーへのスイッチ類のコネクタ接続で、ケースへの組み込みを完了する。
マニュアルを見ながらスイッチ類のコネクタをつけていったが、ケース側の説明書には、このケースのコネクタの説明が載っていない。 組み立ての手順も違うケースを例に書かれているので、あんまり参考にならない。 とりあえずそうだと思えるものを接続していく。 

これで、完了。

一通り組みあがって、いよいよ電源ON!
ぽちっ。 ・・・・・・・? 何にもおきない。 何度か電源ボタンをカチカチやったが反応なし。 よくわからずもう一度マニュアルを読んでみると、電源スイッチとマザーをつなぐコネクタが逆じゃないですか?と書いてあった。 まさかと思ってみてみたら逆(爆) こんな初歩的な間違いをしていたなんて。 コネクタを逆にして、もう一度スイッチON! ・・・・・・・? やっぱり反応ない。 ということはコネクタが間違っているのか? 結果はそのとおり。 なんと電源のところにPOWER LEDを繋いでいたのだ。 そりゃ動かんわい。
コネクタに小さく字が書いてあるのだが、POWERというところしか読んでいなかったらしくそのまま繋いでしまったようだ。 では電源スイッチのコネクタはどれだろう。 わからんので、フロントパネルをはずしてどこに繋がっているかを見てみることにした。

フロントパネルはねじ2ヶ所とツメ4箇所で止まっていた。 まずねじをはずし、ツメを1つずつはずそうと思っていた。 1つ目のツメをはずした時にぱきん。 がーん、ツメが1個折れてしまった。 まだ動いてもいないのに早速破壊(TT) ま、1ヶ所ぐらいなんだってんだ。 これで起動しなくなるわけではない。

フロントパネルをはずすと、コネクタがどれかすぐに判明したが、そのコネクタには「S/B SW」と書いてあった。 これはいったい何の略なのだろうか。 でも電源スイッチに繋がっていることは確かなので、これを電源コネクタに繋いだ。 そしてスイッチを入れると、見事に起動。 初期画面が出て、いろんなパラメータが出て止まった。 どうやら、Celeron300Aは66MHz×4.5で動いているようだ。 マザーは何もいじらないと66MHzだったのか、Celeronを認識して66MHzになったのかわからないが、とにかく定格で動いているようだ。

プライマリHDDにOSが入っていないため、システムの入ったFDDを入れて再起動する。 今度はFDDが反応しない。 一度リセットして初期画面を見てみると、FDD何たらエラーとなっている。 よく見るとFDDのアクセスランプがつきっぱなし。 FDDのアクセスランプがつきっぱなしということは、コネクタが逆に刺さっているということがほとんどらしいので、逆に差しなおす。 これでちゃんとFDDから起動が出来た。

CD-ROMも無事認識して、まずWindowsMeをインストールしてみる。 CPUがCeleron300Aだからかわからないけど、インストール完了まで1時間以上かかった。 
それにしても、CD-ROMはさすが52倍速というか、とにかくうるさい^^; なんかここまで速くなくても良いかも。
PCIに差したカードは一通り認識した。 ただ画面はVGAで、G200はドライバを必要とした。 カードについていたドライバを入れて何とか完了。

さて、このマシンに使ったCPUはCeleron300Aで、譲ってもらった友人宅では450MHzで常用していたようなので、こちらも早速BIOSでベースクロックを100MHzに設定した。 BIOSの内容を保存し再起動。 すると画面に何も移らない。 やばっと思ったけど、画面が映らないのでベースクロックが変えられない(TT) マニュアルを読み漁ってみたけど、英語なのでわからないのもあるが、BIOSを初期化するようなのは見つからなかった。 これで半分あきらめ。 ちゃんとした100MHz対応CPUを買うまでこのままかと思った。 
たまたまマニュアルのジャンパピンのところを見ていたら、66MHzCPUを強制的に100MHzで動かすという表記があった(そういう風に解釈した)。 これかな〜と思って、ジャンパを設定してみる。 すると、見事に起動するじゃないの。 画面も出たし良かった良かった。 どうやらマザーボード側でCPUのベースクロックを見ているのか、それを超えたやつは起動せず、ジャンパによって設定するようになっていた。 ただ、推奨しないというようなことが書いてあったので、未保証なのだろう。
この状態でWindowsMeの起動画面は出たが、その直後にブルースクリーン。 なんかのファイルが読めないとか出てきたので、HDDぶっ飛んだかと思ったが、とりあえずクロックを落としてみることにした。
ベースを95MHzに落とす。 95MHzだと×4.5で427.5MHz。 この状態ではWindowsMeの起動画面はクリアしたものの、デスクトップが出た時点でウインドウがでてやっぱりなんかが読み込めないというエラーが出た。 これでもダメなようなので、もう1段階ベースクロックを落とす。 90MHzに設定し、×4.5で405MHz。 すると、すんなり立ち上がった。 HDBENCHでベンチマークをとっても大丈夫で、さらにファイナルリアリティも最後まで動いた。 どうやらもうベース100MHzで動かすのは難しそうだぞ。

で、臆病な僕はこれだけですぐにベースを66MHzにし、Celeronは定格で動かすことにする^^;

本来このマシンはWindows2000で使おうと思っていたため、WindowsMeで周辺機器もろもろが正常に動作したことを確認して、Windows2000を新規インストールした。 インストール自体は何の問題も無く終了。 起動したあとデバイスマネージャを見ると、オーディオデバイスとLANカードが?になっている。 LANカードはWindows2000のCD-ROMに入っているのでそれをインストールした。 しかしLANが使えない。 デバイスマネージャを見ると!がついている。 内容を見るとデバイスが開始できないとかわけのわかんないことが書いてある。 開始出来ないとはどういうことだろう。 
なんどかドライバを入れなおしたり、PCIバスの位置を変えたりしてみたがダメ。 メルコのホームページではWindows2000でも○となっていただけにちょっと悔しい。 まあ自作の世界では相性というものがいくらでも存在しそうなので、これは相性が悪かったということで使うのをあきらめる。 WindowsMeでは正常に動いていたので、ボードの故障ではないはず。 そのうち使えるときがくるだろう。

それ以外はWindows2000でも認識されたので大丈夫だろう。 
これで、一通りの動作確認はOK。 あとはCPUを2つ買うだけになった。

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