Duronマシンの組み立て

今回は省スペースPCの組み立てである。 ケースはAOpenのH340Dである。

中身はこんな感じ。

今は何もないので結構広く見えるのだが、これにマザー、HDD、CD-ROM、FDDと取り付けていくことになる。

で、まずはマザーボードの取り付け。 マザーはECSのK7SEMだ。 

これで行くと、IDEやFDDのコネクタが完全にCD-ROMの下になる。
LANコネクタは別のブラケットになっており、このブラケットはLowProfileに対応していない。

マザーとの接続はケーブルなので、ケースの後ろからブラケットごと外に出すしかない。

K7SEMはケースに収まる大きさであることは確認している。 ケースにはすでに金属スペーサーが配置されている。 が、この配置の仕方はMicroATX最大サイズの配置だ。 右側のFDDやIDEコネクタのある方の穴が合わない。 ホントはなんかプラスチックのスペーサーでもあればいいのだろうが、そんなものは用意していないので、そっちは浮いたままにする^^; で、マザーはセット完了。

メモリとCPUは簡単に取り付けが可能だった。 Duronのファンもそんなに硬くなく、すんなり爪に引っかけることができた。

HDDはCD-ROMやFDD伸したにセットするようになっているが、CD-ROMやFDDを取り付けるフレームはポップアップするので作業しやすくなっている。 HDDベイのフレームはねじ1本ではずれるので、はずした後に簡単に取り付けが可能だった。 そして、取り付けるとこうなる。

CD-ROMとFDDを取り付けた後、電源ケーブルをマザーに接続してみた。 しかし、電源ケーブルが短い。 K7SEMの電源コネクタがマザーの中央あたりにあるので、そこまでかなり電源ケーブルを引っ張った。 おかげでケーブルはCPUファンにかかってしまう。 

これ大丈夫かなあ。 

一応ケーブルもつなげて、一通り完成。

かなりごちゃごちゃしてるが、ケーブルをもっときれいに畳み込めばすっきりするはず。 だけどあまりやって断線しても怖いんで、一応このままで使うことにした。

が、一応気になったので、電源ケーブルの延長コードを買ってきた。 こんなやつ。

たぶんフルタワーとかで足りないときに使うものなんだろうけどね。
で、この電源ケーブルをセットして、ほかのケーブルの取り回しも少し整理した。
最終的にはこんな感じになった。 電源ケーブルはちゃんとファンにかからなくなったが。

しっかしIDEやFDDケーブルがじゃま。 AOpenのベアボーンの中身を見てきたが、そこいらのケーブルは縦に3つ折りになっていて、1/3ぐらいの幅になってまとめられていた。 確かにそれならすっきりする。 今度機会があったらやってみよう。

というわけで、一応完成!

細いケーブルが売っていたので、試しに買ってみた。

真ん中のがFDDケーブル。 値段はなんと\1,680。 通常のFDDケーブルの約3倍だ。 ただまとまってるだけのように見えるのだが何でこんなに高いんだろう。 そして外側のがIDEケーブル。 これはすだれ状になっているケーブルを買って、自分で適当にまとめてみた。 このケーブルは\650。 この方が安くあがるな。

で、組み込んでみた。 

束にしたところは結構いろんな隙間に入るようになるので、少しすっきりした。 CD-ROMに繋がっているケーブルは今までCD-ROMの上に出すしかなかったが、この束ねたケーブルのおかげでFDD下の隙間に納めることができた。 欲を言えばセカンダリ用のコネクタは必要ないので1ドライブ用のケーブルがあればよかったのだが、すだれ状の1ドライブ用ケーブルが見あたらなかった。 また、最初からまとまっているケーブルには1ドライブ用があったが、それがまた高い。 ATA/66対応ケーブルともなると\3,000とかするのだ。 
ただ、今回このケーブルの取り付けでまたケースを開けたわけだが、取り付け直後に起動したらHDDが変な認識をされた。 ドライブ名が読めない文字になったりしてるのだ。 今回HDDケーブルは変えていないのだが、どうもケーブルの取り回しの問題でコネクタに無理がかかっているのか、ノイズを拾っているのかどちらかだ。 またケーブルがCD-ROMとHDDの間を通っているのだが、もしかするとどこか圧迫されているのかもしれない。 これは早急にまとまっているケーブルに交換する必要がありそうだが・・・


買ってきたビデオカードがこれ。

型番は

と書いてある。 AOpenのホームページを見ると、パッケージ品しか載っていなかった。 パッケージ品はテレビ出力が付いていて、チップ上はファン付きヒートシンクとなっている。 今回買ったのはバルク品なので、そこいらが一切なくなっている。 まあそれらはなくても良いけど。

LowProfileブラケットが付いていて、ブラケットの交換も簡単にできる。

ブラケットを変えて装着。 

高さがぎりぎりだな^^; しかも完全にケース内の区切り壁になってしまっているなあ。

で、1つだけ問題が。

実はケースとビデオカードが干渉する部分がある(上の図参照)。
ケースの上蓋は、スライドするように取り外すのだが、スライドする途中でビデオカードの角とケース蓋のねじ止めの出っ張り部分がぶつかるのだ。 蓋を被せるときはぶつからない位置から被せられるが、ケースを開ける時、スライドする力が有り余っていると、思いっきりビデオカードに直撃するので、気をつけなければなるまい。 この問題は、どんなマザーでもどんな拡張カードでもあり得そうだ。 たまたまK7SEMはこの干渉するところがAGPスロットだったということと、ビデオカードの高さがLowProfileサイズぎりぎりまであったということで発覚した。 もう少しビデオカードの高さが低い物であれば問題なかったはず。 しかし、このケースを使っている以上、マザーを変えてもカードの高さを変えない限り多々出そうである。 

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